Eclipse環境へのインストール

例としてWindows環境を挙げますが、EclipseがインストールされていればMacでもLinuxでも大差ないはずです。

本記事は旧配布パッケージに即した説明になっています。近日中に更新されます。

サンプルプロジェクトのダウンロード

まず、Google CodeからEclipseサンプルプロジェクト(matereal-samples-*.zip)をダウンロードして解凍します。そして、解凍したフォルダをEclipseのワークスペースのフォルダにドラッグ&ドロップします。

Eclipseへのプロジェクトのインポート

パッケージエクスプローラで右クリック > 「インポート」 > 「既存プロジェクトをワークスペースへ」 > 「ルートディレクトリの選択」で先ほど移動してきたフォルダを選択します。

これでEclipseにmatereal-samplesプロジェクトが追加され、サンプルをビルドできる状態になったはずです。(自動的にビルドする設定の場合は、ビルドが完了するはずです。)

あとは適当にプログラムを書くだけですが、その前にサンプルプログラムを見てみましょう。試しにsrc/hakoniwa/BringItHere.javaを開いてみます。

サンプルの起動

BringItHere.javaをJavaアプリケーションとして起動すると、次のような画面になるはずです。起動に失敗する場合、以下2点を確認してください。

  • プロジェクトの文字コードがUTF-8になっていること(参考
  • プロジェクトのJDK準拠レベルが1.5以上(参考)に、また、参照しているJREシステム・ライブラリーがJDK 5以上のものになっている(参考)こと

マーカーファイルの解凍

ARToolKitを使うサンプルでは、圧縮されたマーカーのパターンファイルを解凍し、必要に応じてプリンタなどで印刷する必要があります。サンプルプロジェクトのmarkerフォルダにあるpatt.zipを解凍し、必要なパターンファイルをmarkerフォルダ直下に移動してください。

なお、各パターンファイルに対応するPDFファイルがpatt/pdfフォルダに入っており、すぐに印刷して使うことができます。

自分でマーカーを作りたい場合はtipsをご覧ください。

追加ライブラリのインストール

Phybotsライブラリの機能をフルに活用するためには、OSによって次のライブラリが追加で必要となる場合があります。適宜ダウンロードしてクラスパスを通してください。

これらのライブラリを用いる場合は、Java VMがネイティブ・ライブラリー(dll, soファイル)を見つけられるように、左の画面のように個々のjarファイルに対して「ネイティブ・ライブラリーのロケーション」を指定する必要があります。

これで全てのサンプルコードが問題なく起動できるはずです。実ロボットを用いるサンプルについては、接続先のアドレス(IPアドレスやBluetoothのMACアドレス)を適切に書き換えてください。